squall
「っつーか。スゲー豪華だな」
「あ、うん。久々に、ちょっとはりきっちゃった」


会えなかったから、余計に、だったのか。


「こんなの前にしたら、余計、風呂より先にって感じだな」
「おっ。頑張ったかい、あったかも」
「早く食おう」


惣一との、この空気感。


「うん」


私は妙に、ホッとして。
やっぱり、


“いいなぁ…”


感じていた。

私には、惣一なんだ…って…。

だから。


「いただきまーす」
「いただきまーす」


惣一も、同じように感じてくれてるんだと。
私はそう思ってた。

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