squall
「うまい!」
「ほんと~?」
「やっぱ手料理はいいね」
「そっ?」
「コンビニはやっぱ飽きるし」


テーブルを挟んで、ふたり、いつものように向かい合わせに座って食事をする。

久しぶりだけど。
いつもと変わらない。
私たち、二人の感じ…。

私が気づかなかったからじゃない。
確かに、惣一はいつもと同じだった。


「それって。私じゃなくても、手料理だったら何でもいいってことー?」
「んー…」
「んー!?それって、肯定してる!?」


わざとそうやって。


「うん」
「うん!?」
「…なわけないじゃん」


私をからかったり。

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