squall
その時。


「!」
「!?」


多分、私がその人に、倒れ込んだ形になったんだと思う。

一瞬。
ほんとに一瞬だったけど。


「あ、ご、ごめんなさっ…!」


確かに。
唇が触れて…。


その相手を見て。


「…や…」
「!!」


さらに私の鼓動は。


―…うそっ!!


速度を増した。

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