ｓｑｕａｌｌ

ドリンクホルダーには、新しいミルクティーが。


｢ほんとに。安全運転なんだ｣
｢だろ？｣


ほぼ初めてする、会話。

もし、あの頃。
こんな日が来るってわかってたら。
私は佐野のへの気持ちを、消してしまおうとは思わなかったんだろうか…。


｢…意外と。普通にしゃべれてるし…｣
｢ん？｣
｢あ、ううん。何でも…｣


正直。
もっと動揺して、まともに話せないだろう、思ってたけど。

案外、普通に話せるんだなぁ…なんて。

まだ。
ドキドキは、していたけど…。