squall
「っていうか。未だに佐野の夢みてる萌もね」
昼休み。
紹介のことを報告しがてら。
ちょっと昔の恋バナをしていた所。
「不思議」
「……………」
佳世に痛いところをつかれて。
「やっぱあの時。告っとけばよかったんだって」
「あの時って…?」
「卒業式」
「…あぁ…」
「終わらせてない恋は。引きずるからね~」
「って言われても…」
まぁ、所詮。
「今さら、でしょ…」
って感じで。
もちろん。
接点というものが、全くなかった私と佐野。
今どこでどうしてるのかなんて、分かるわけもなく。
「今さら、ねぇ~…」
何やら。
意味ありげに佳世は呟いて。
「…なに?」
「まぁ、確かに今さらだけど。探せないこともないかなぁって」
「えっ…?」
「あっ。今ちょっと、気持ち揺らいだでしょ」
「はっ!?」
これまた意味ありげに、ニヤリと笑った。
昼休み。
紹介のことを報告しがてら。
ちょっと昔の恋バナをしていた所。
「不思議」
「……………」
佳世に痛いところをつかれて。
「やっぱあの時。告っとけばよかったんだって」
「あの時って…?」
「卒業式」
「…あぁ…」
「終わらせてない恋は。引きずるからね~」
「って言われても…」
まぁ、所詮。
「今さら、でしょ…」
って感じで。
もちろん。
接点というものが、全くなかった私と佐野。
今どこでどうしてるのかなんて、分かるわけもなく。
「今さら、ねぇ~…」
何やら。
意味ありげに佳世は呟いて。
「…なに?」
「まぁ、確かに今さらだけど。探せないこともないかなぁって」
「えっ…?」
「あっ。今ちょっと、気持ち揺らいだでしょ」
「はっ!?」
これまた意味ありげに、ニヤリと笑った。