squall
『廣橋から。望月に変わる気ない?』





それが。

惣一の、プロポーズの言葉だった。


もちろん、私は迷わず頷いて。
嬉しくて、幸せで。


―大好きな人と、ずっと一緒にいられる


夢のようだった。

だから。


「…えっ?」


お互いの両親に挨拶を済ませて、結納して。
式場の予約に行った時。

ちょっと、びっくりした。


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