squall
それに。


「やっぱ婚約してると違いますね~」
「ほんとほんと~」


こうして見ると。


「ってか。今日は、俺たちのことはどうでもいいし」
「そうそう。話題かえよ」


そんなに佐野と、


―似てないじゃん


思えてきて。


「佐野サンは、惣一と同じ部署なんですか?」
「うん。しごかれまくりで」
「そうなの!?惣一~」
「そうなんですか?望月サン」
「えっ、なに?いきなり俺、悪者!?」


そう思ったら、フッと気が軽くなって。

その後はいつも通り。
けっこう普通に話せた。

うん。


―大丈夫じゃん


なんて、余裕綽々で。


< 91 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop