みかん畑の向こう

隼人

あっという間に冬がやってきた
「千歳、何かクリスマスプレゼントいるものある?」
と隼人。もうすぐクリスマスなのだ
「んー・・・みかん!」
家の中から見てたみかん畑のみかんずっと食べてみたかったんだ・・・小学校の時食べた記憶はあるんだけど・・・
「は?みかん?俺んちの?」
隼人に笑われた。ひどい・・・
「だって、前から隼人ん家のみかん食べてみたかったんだもん・・・」
とねだってみた
「じゃあ、とびっきりのみかんを用意しとくな!」
受け入れてくれた
「ちょっとちょっと、千歳」
その状況を見計らって止めてくれたのは、里奈だった
「千歳、みかんはないでしょみかんは」
歩美にも言われた
「だってみかんほしいんだもん・・・」
本音
歩美と里奈に笑われた
「そこは隼人がくれるものならなんでも嬉しいよでしょ?」
なんか古い言葉だな・・・
「え・・・なんか恥ずかしいよ・・・」
恥ずかしがってたら、亜弥が
「隼人ー千歳が隼人がくれるものならなんでもいいんだってー」
ちょ・・・亜弥何いってんのよ・・・
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