みかん畑の向こう
中学以来初めてしゃべることができた箕沢君について喜んだのに・・・まさか友達の夏希とつきあってたとは・・・
「あ、おかえりー」
里奈が迎える
これからはずっと笑って過ごせたけど、夏希の顔がまともに見ることができなかった

放課後ー

仲良くなったこの5人組で帰る
みんな最寄駅が隣同士で意外と近かった

夏希が一番遠いのに
「私、箕沢と千歳と翼と帰る」
って言って一緒の最寄駅で降りた
「あ、じゃあ、俺亜弥と帰ろっかな」
といって、一個前の駅で降りるし・・・里奈困り果ててるし・・・
「ちょっと、翼!里奈困ってるじゃない。千歳達と帰りなよ」
嫌だといって翼は降りていった
すっごい気まづい雰囲気だし・・・
「千歳、わりい・・・俺、向こうの駅で降りるわ・・・」
まさかの・・・
「え?隼人、降りてくれるのー?ありがとー」
うわ、なんだこの夏希のぶりっ子
「ということで、千歳ごめんな、バイバイ」
といってくれたけど、なんかショックで挨拶もしないで私は走っていってしまった
気づいたら泣いてた・・・

失恋かな・・・
3日寝込んで熱は下がったけど、結局2週間学校休んでしまっていた
箕沢君と夏希に会いたくなくて・・・
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