この窓を飛び越えて…
窓の向こう
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耳に入るのは先生の声。
右手には動くことない飾りだけのシャーペン。
左手にはわたしの顔が乗っかる。
風で自由にページが変わる教科書。
黒板に向かって一番左、窓側の席。
窓から見えるのは、姉妹校でありすぐ隣に位置する高校。
わたしの視界に映るのは、
黒板でも、
目の前の人の背中でも、
隣の人の横顔でもない。
青空。
白い雲。
白い校舎。
そして………『窓辺の人』。
名前、歳も。
何も知らない。
ただ唯一分かるのは…
あなたが好き―――――――
それだけです……