恋愛偏差値0
もっと元気があれば…
なんて言ったら、柚菜は赤い顔して怒るだろうな。
想像して、笑ってしまった。
それでもとなりにいる柚菜は幸せそうで…
笑った柚菜は近くにいたはずなのに、いつのまにか遠くにいる。
手を伸ばしても届かない。
どんどんはなれてく。
遠くで、いっしょに話しているのはだれだよ。
「柚菜っ!」
「え?」
本物?
俺は柚菜の腕をつかんでいた。
柚菜が持っている花が落ちた。
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