恋愛偏差値0
「だいじょうぶ?うなされてたみたいだったけど」
柚菜は俺の額に手を添えて、「まだ熱あるよね…」とかつぶやいている。
「熱?」
「うん。伸かぜひいてるから」
花をかざってから、体温計を俺の口の中にくわえさせた。
「きのうお父さまから電話があって…伸が大変だって。かぜだったけど」
「きのう…」
「そう。きのうの夜からあたしはお泊まり」
柚菜は体温計を見て、俺を押し倒して馬乗りした。
いきなりの柚菜の行動に俺はびっくりする。
「熱きのうよりも上がってる!寝てなさい…っ」
俺は柚菜にキスをした。