恋愛偏差値0
伸も梓先輩に会えたからか、とてもうれしそう。
あたしも、そんな伸を見れてとてもうれしい。
「そりゃうれしいよ。今日はそれプラスなの」
伸と1日中いっしょにいれること、プラス綾香さんたちに会えたこと。
「そっか」
あたしたちは結婚してからも、子供ができてお腹のなかにいるようになっても変わってない。
毎日に幸せを感じて、伸を好きと感じる。
あいかわらずのバカップルww
「お昼おいしかったし、空気はきれいだし…もう最高っ!」
グー、と親指を前に出す。
伸は笑った。
「楽しそうでよかったよ。お腹も重くなったろうし、家のことも大変だろうし、息抜きになればって考えたんだ」
「そんな。大変なのは伸のほうなのに。仕事とか…あたしは家事だけだし」
大変じゃないよ。
伸のほうが忙しいでしょ。