恋愛偏差値0



伸も梓先輩に会えたからか、とてもうれしそう。


あたしも、そんな伸を見れてとてもうれしい。



「そりゃうれしいよ。今日はそれプラスなの」




伸と1日中いっしょにいれること、プラス綾香さんたちに会えたこと。




「そっか」




あたしたちは結婚してからも、子供ができてお腹のなかにいるようになっても変わってない。


毎日に幸せを感じて、伸を好きと感じる。


あいかわらずのバカップルww




「お昼おいしかったし、空気はきれいだし…もう最高っ!」


グー、と親指を前に出す。


伸は笑った。



「楽しそうでよかったよ。お腹も重くなったろうし、家のことも大変だろうし、息抜きになればって考えたんだ」


「そんな。大変なのは伸のほうなのに。仕事とか…あたしは家事だけだし」



大変じゃないよ。


伸のほうが忙しいでしょ。

< 52 / 73 >

この作品をシェア

pagetop