恋愛偏差値0
「親睦会の話も聞いてびっくりしちゃった」
「親睦会…」
あたしは頭の中に思い浮かべる。
それからぼぼっ、と顔が赤くなった。
「梓くんが、あんなことするなんて思ってもなかったもの」
あたしと、はだかで、朝まで、ベッド…
「不可抗力ですからねっ!」
「わかってるわ」
またまたにっこり。
嫉妬の炎が~!!
「あっ、あの!綾香さんは伸に相談していたんですねっ」
「聞かれたこともあったわね」
「へっ…」
梓くんと、映画を見に行ったとき。
綾香さんと梓先輩が話しているのに出くわした。
ぜったい、ばれてないと思っていたのに!
「わかってないとでも思ってたの?」
「…イイエ」
思ってました!
ぜったい、気づいてないと思ってた!!