恋愛偏差値0


「親睦会の話も聞いてびっくりしちゃった」


「親睦会…」



あたしは頭の中に思い浮かべる。


それからぼぼっ、と顔が赤くなった。



「梓くんが、あんなことするなんて思ってもなかったもの」


あたしと、はだかで、朝まで、ベッド…



「不可抗力ですからねっ!」


「わかってるわ」



またまたにっこり。


嫉妬の炎が~!!



「あっ、あの!綾香さんは伸に相談していたんですねっ」


「聞かれたこともあったわね」


「へっ…」



梓くんと、映画を見に行ったとき。


綾香さんと梓先輩が話しているのに出くわした。



ぜったい、ばれてないと思っていたのに!



「わかってないとでも思ってたの?」

「…イイエ」



思ってました!


ぜったい、気づいてないと思ってた!!

< 59 / 73 >

この作品をシェア

pagetop