恋愛偏差値0
「わ。足つめたいね…。そんなに待ってくれてたの?」
「まぁな」
「ごめんね、ほんとに」
「お前は熱くない?俺がつめたいからかな…」
眠りやすい形を作ってもぞもぞした。
「そうよ、きっと」
伸はあたしの髪をなでる。
あたしの髪を落ちつくようになでつけた。
あたしは伸の足を暖めるように足を絡める。
「あした帰ってからも時間あるんだけど…、どっか行く?」
「ううん。おうちでデートがいいな」
「いいのか?」
「伸の体を心配してるの」
髪をなでていた手が頬にのびた。
ネコのようにあたしの首をなでる。
「俺の心配なんかいいよ。それより。お前…、やっぱり」
あたしの額に手がのびた。