恋愛偏差値0
「熱?ってゆーか、のぼせたん?」
「…のぼせたのかなぁ」
「もう早く寝ろよ。俺の体の心配より、お前の心配だな」
「だいじょうぶだってば」
伸の冷たい手がそのまま額にあって、冷やしてくれる。
「あ…★」
伸が状態を起こして、あたしの上にかぶさった。
腕まくらはそのままだから、その腕が苦しそう。
「な、なに?」
「熱、とってやるよ」
「へ…」
キス。
冷たい唇が、あたしの体温を冷やしてくれているのか。
あたしの顔は熱くなるだけなのに。
「んっ…」
伸があたしの熱をすいとるように、キスは濃厚になっていくけど、あたしの体温は逆にあがる。
お互い、むさぼるような激しいキス。