恋愛偏差値0
ちぇーと、俺は黙って寝ころんだ。
でも、柚菜の怒っているけど赤い顔に、俺は満足。
こんなことで幸せになれる俺って、すごいと思う。
これもぜんぶ、柚菜のおかげ。
「柚菜は今日学校ねぇの?」
柚菜はさっきの花をキレイに整えている。
「ないよー。きのうはちょっとサボったけど」
「なんで」
だから。と柚菜は俺のベッドのはしっこに座った。
「きのうお父さまから電話がきて。伸が大変だ、って…」
「え」
親父!
ありがとよ~。