恋愛偏差値0



でも。


と俺は思い直す。




「サボった…?」



「うん」



柚菜は俺のフトンを整えている。




「ごめん」


「えっ?だいじょうぶだよ」




1日くらい~と、柚菜は笑った。





柚菜にだって、夢があって学校に通っているんだから。



俺のためにそんなん。





「気にしないのっ!自分のことだけ考えて」



目の上に、手を置かれる。




今日は冷たい手。



きもちいい。



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