永遠の花ことば*完結*
「シルクちゃん?
体調が悪いのなら無理しなくてもいいのよ?
少しくらい私にも手伝えることはあるわ。」
そう優しく囁き、シルクの隣に座るミリアーネ。
グーワナを訪れてからのシルクはあまり体調がすぐれない。
「大丈夫よ、ありがとう。」
シルクの顔色は見るからに悪かった。
城の者たちはそんなシルクを気遣い、
できるだけ休みが多く取れるようにと気にしていた。
「シルクちゃん、貴女、もしかして…」
ミリアーネはそう言いかけて、ブンブンと首を横に振った。
そしてグーワナへの加兵についての話をしようとした。
が。
体調不良なのもあり、
シルクの心に負担のかかる話は思いとどまった。
「グーワナに、援助を出しましょうか…」
ミリアーネの気遣いは虚しく、
シルクから戦争についての話題を出されてしまった。