永遠の花ことば*完結*
「っは、俺の努力、無駄だったんだな。」
シルクは謝ろうとした。
しかし吐き気が襲ってきて、
それを口にすることはできなかった。
「ごめんな、シルクを辛い目に合わせて。」
しかしアスリが先に謝った。
シルクはぐっと吐き気を我慢すると、
「私は、貴方を傷つけてばかりでした…
それでも、いつもそばにいてくれた。
感謝しています。
これはなんど言っても足りないこと。
それでも…それでも私はリヴの子を授かれて、
幸せだと思ってしまった。
貴方がくれた幸せも、思い出の中にたくさんあります。
でも、私はもう貴方に甘えちゃいけないんだわ。
本当にありがとう、
私はもう何があっても負けない。」
シルクはそう言うとアスリににっこりとほほ笑みを向けた。