永遠の花ことば*完結*
「お…、……ろ、た…」
アスリの言葉はかすれ、
シルクの耳には届かなかった。
「アスリ?どうしたの?」
シルクは自分の頭からずりおちる手をつかんで聞いた。
怪我のせいではない、
アスリのようすは明らかにおかしかった。
「俺が…リヴを、殺、した……」
そうボソリと告げ、涙をボロボロとこぼすアスリ。
目の前で一体何が起きているのか。
一体アスリは何を言っているのか。
「俺が、俺が殺したんだ!
あ…あぁぁぁああぁ!!」
アスリは自分の顔面に両手を押しあて、
泣き叫んだ。
シルクは冗談だと思いこんだ。
しかしアスリの泣き声が続くとともに、
それが現実だと知らしめられた。