永遠の花ことば*完結*
拍手とともにシルクは笑顔でろうそくの火を消しさると、
その数の多さに笑いが漏れた。
「いち、にー、さん…
22本もあるわ。早いわね。」
シルクはエスポワールの頭を撫でると、
ケーキを切り分けた。
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その夜、シルクは幸せな夢を見た。
リヴがいて、エスポワールがいて。
「おー、エーくん。お前ほんっと可愛いなー!」
リヴはエスポワールの頭をがしがしと撫で、
シルクはそれを見て苦笑していた。
「もーリヴ、変な呼び方そろそろやめてってば。」
シルクがベリッとリヴからエスポワールを引き離し、
自分がエスポワールを抱きしめる。
2人の間をあうあうと言いながら交差するエスポワール。
その顔は笑顔だった。
「ほんっと、2人とも大好きだー!」
リヴらしく感情を思いっきり叫び、
2人を一気に包み込む。