永遠の花ことば*完結*



そしてその日の夜。

シルクはリヴと2人で寝た。


今日知り合ったばかりでもルキよりリヴのほうが安心して一緒に寝られるだろうというルキの考えだった。



「ねぇ、リヴ?」



シルクは目をつむったままリヴに話しかけた。


するとリヴはむくりと動き、シルクのほうを向いた。

シルクはリヴの背中を見て寝ていたので向かい合う形になった。



「ん?」



リヴは目を開けてシルクを見た。



「リヴのおうちに、お母さまとお父さまはいないの?」


シルクはそう尋ねた。


夜ごはんもルキしかいない。

寝るときもルキしかいなかった。


シルクの家では侍女逹や両親がいつもそばにいた。







「おれの家、おやは死んじゃったんだ。」



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