永遠の花ことば*完結*
自分はなんて幸せだったのだろう。
シルクはそう思った。
「わたし…あなたとおともだちになりたいわ。」
なんだか泣きそうになって、とっさにそう言葉を紡いだ。
しかしそれは本心だった。
リヴは少し驚いた顔をして、
そして微笑んだ。
「ともだちか。お姫さまってともだちいるのか?」
リヴはからかうように言った。
しかしその言葉でシルクは悲しそうな顔をして、
首を横に振った。
今度はリヴがなんて言葉をかければいいのかわからなくなってしまった。
「わたし、じぶんと同じくらいの年の子とあそんだこともないわ。」
シルクはそう言って泣きだしてしまった。
リヴのほうが辛い思いをしてきたとわかっていたのに。
なぜか涙が止まらなかった。