永遠の花ことば*完結*
そのやりとりを見ていたシルクはふぅ、とため息をついた。
「それじゃあ、いきましょう」
シルクはリヴにアイコンタクトをとり、馬を走らせた。
「ごめんね、リヴ。」
シルクは小さい声で呟いた。
しかしそれがリヴに聞こえていたようで。
「ん?何が?」
シルクはどんな地獄耳だよ、と思った。
しかし今すぐにでもリヴに寄りかかりたいシルクは、何も言えなかった。
「ううん、なんでもないの。」
シルクは自分の気持ちを押し殺した。
リヴとずっと一緒にいたい。
そう伝えればいいのに、
シルクはそれができなかった。
リヴは、それがかなわない夢だと知っていても、
いつもシルクに言ってくれるのに…