永遠の花ことば*完結*
シルクは口を開き、ゆっくりと息を吸った。
「貴方、お名前は何とおっしゃるの??」
しかしシルクより先に言葉を発したのはユンリだった。
リヴの両手をしっかりと握りながら、リヴを見上げ、目を輝かせている。
「え、あ、リヴと言います、」
リヴは戸惑いながらも答えた。
そしてつながれた両手に気づくと少し困った顔をした。
そのリヴのあからさまな表情に気づくこともなく、
ユンリはにこにとリヴを見つけ続けていた。
「私、貴方を好きになってしまったようですわ。」
その場にいたみんなが頭にはてなを浮かべた。
そしてアスリは、
「は?」
と、間抜けな声を発した。