永遠の花ことば*完結*
「貴方達が今どういう関係でも私には関係ないわ。
それでも、お兄様はどうかしら?」
ユンリはにこりとした表情のままアスリを見た。
アスリは苦笑をもらすとユンリがリヴを握っているほうの手を無理やりに離すと、
「そうだな、確かに俺にとっては不利な話だったよ。
でも、まだ今は、シルクにとってもいきなりすぎたな。」
「でも!お兄様!?」
アスリはユンリの手を引き、部屋の出口へと歩いた。
「また来るよ、シルク。」
そう言ってアスリは連れてきた従者とともに部屋を出て行った。
2人広い部屋に残されたシルクとリヴ。
少し重い沈黙が部屋を包んだ。