永遠の花ことば*完結*
沈黙がお互いにとって苦痛だと思った2人は目を合わせた。
振り向くタイミングも2人ぴったりだった。
「え、と。」
リヴが気まずそうな笑みを浮かべると、
シルクはどこか寂しそうに微笑んで言った。
「とりあえず、私の部屋にいきましょう?」
リヴはその笑顔に気付き、何か言葉をかけようと思ったが、
何も思い浮かばず、ただうなずくことしかできなかった。
2人はいつも長いと感じる廊下を歩いた。
なぜかその時は、とても短く感じた。
「……」
部屋についてからも、重たい沈黙は続いた。
いつもと様子が違うシルクに、リヴは戸惑っていた。
「ねぇ、リヴ」
またも沈黙を破ったのはシルクだった。