永遠の花ことば*完結*
それでもシルクはリヴを抱きしめ返すと同時に、
「ね、リヴ…男女の契り、交わしたら、
私たち、ずっと一緒にいられるのかな、?」
リヴの胸の中で小さくつぶやいた。
男女の契り、結婚することも含むが、
体の関係を結ぶことはこの時代とても重要視されていて、
初めてをささげた相手とともにすることが主だった。
「シルク、まだ、急がなくても…」
リヴは若干顔を赤くしながらも、事を急いているシルクを止めることに必死だった。
しかし残念なことにシルクにその意思は伝わらなかったようだ。
「私、平気だよ?
少し早いけど、大丈、夫。
リヴ、お願い…」
まだ14歳といえど成長期、
2人とも体のつくりにだいぶ違いが出てきていた。
シルクはリヴを見上げていた。