永遠の花ことば*完結*
小さい時とは違う、『男』を見せたリヴは怖かったが、
自分を求められないと、シルクはなんだか寂しくなった。
そしてシルクは短いキスを終え、唇を離した。
「あれ、そんなけ?」
リヴはニヤリと意地の悪い笑みを浮かべながら言った。
しかしシルクはぷくりと頬を少し膨らませたまま。
リヴはあれーっと、シルクの顔をのぞきこんだ。
すると少しうるんだ瞳に、ピンクく染まった頬。
それを見ると同時に、リヴは無意識にシルクと唇を合わせていた。
突然の事で驚いたシルクだったが、すぐに目を閉じ、頬が緩みそうなのをこらえた。
するとリヴは口を離した。
「もっと?」
口角をあげ、鼻と鼻がほぼ触れている状態でシルクに問うたリヴ。
優しい半面、とてもサディストな部分が全面に押し出されていた。
「…っ」
顔を赤くし、リヴを無言で見詰めるシルク。
返事を誘うように首を少しひねるリヴ。