永遠の花ことば*完結*



堪忍したように小さく首を前に倒し、

ぎゅっと目をつむったシルク。


頭をそっと抱き寄せ、リヴはシルクの唇を包み込んだ。



軽く下唇をついばまれると、ときどき小さく息をつくシルク。


リヴが薄眼を開け、シルクの顔を見ると、

顔を林檎のように赤くし、リヴの服を弱くつかむシルクがいた。



「ん…っ、」



と、シルクは目を見開いた。

呼吸をしようと少しだけ開いた口から、

柔らかなものが入ってきた。



どう反応すればいいのかわからないシルクは、

そのままリヴにゆだねていた。


少し触れただけのそれ。

しかしその一瞬がシルクの体からすべての力を奪っていった。



「おっと、ごめん、やりすぎた。」



リヴの服をつかんでいたシルクの手がするりとこぼれ、

床にへたれこんだシルクを、リヴは抱き寄せた。





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