永遠の花ことば*完結*



とても幸せなと気を過ごした2人。

しかし楽しい時ほどすぐに過ぎてしまうもの。


リヴが家に帰った後、

シルクはミリアーネと話していた。



「ねえ、シルクちゃん?

今度は、シルクちゃんがグーワナ王国に行ってみない?」



夕食の時間。

シルクはミリアーネと夕食をとっていた。


そう言ってきたミリアーネだが、そんなことは聞いておらず、シルクは考え事をしていた。



昼間、なぜミリアーネがリヴも城に行くよう指示したのか、だ。



「ねぇ、シルクちゃん?聞いてる?」



「どうして今日、リヴも城に来るように言ったの?」



聞いてなかったのね、と肩を落としながらも、

ミリアーネは申し訳なさそうな顔になった。



「ごめんね、シルクちゃん。

お父様がね、シルクちゃんにリヴくんをあきらめさせるように、って。」



なるほどそういうことか。

シルクは頭の中で答えが出た。




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