永遠の花ことば*完結*



2週間後、少しシルクの気持ちが落ち着いたころ、

シルクはリヴと会っていた。



アスリとの結婚の話しが進んでから、城からの監視が厳しくなり、

リヴとはあまり会えていなかった。


しかし、その日だけは、ミリアーネがどうにかリヴに合わせてくれた。






「シルク!!!」



国境に来いとミリアーネに言われたリヴは、朝から国境に来ていた。

きっとシルクをあきらめさせられるんだろうと思い、

ミリアーネとの約束をすっぽかしてしまおうかとも考えた。


しかし心のどこかでシルクが来てくれるんではないかという期待があったのか、

リヴは考えているうちに国境で待っていた。



すると本当にシルクが来たので、リヴは心の底からミリアーネに感謝した。



「久しぶりね、リヴ。」



2人は手をつないだ。


幼い日に戻ったように、楽しそうな笑顔を見せ、

そして手をつないだまま走り出した。





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