永遠の花ことば*完結*
暗い闇の中で、空には無数の星が輝いていた。
そして地上にも、二つの淡い光を放つ星があった。
「やっぱりきれいね…。」
シルクはリヴの腕の中で一人の女の子に戻っていた。
そして2人は、朝が来なければいいのに、と願っていた。
明日になり、城にまた戻れば次リヴに会えるのはいつかわからない。
「そうだな、」
リヴは満天の星空を見上げた。
自分たちは年月が経ち、成長した。
しかし空はずっと変わっていなかった。
何年たっても、きっとこのままきれいなままなのだろう。
「ね、リヴ?
私ね、ずっとリヴの事が好きだわ。
この気持ちは絶対に何年たっても忘れないわ。」
シルクは涙を流しながら言った。
しかしいつものようにリヴの胸に顔を埋めてではなく、
リヴの目をまっすぐに見て。