永遠の花ことば*完結*
つらそうに笑いながら、涙を流すシルク。
その表情は月明かりに照らされ、涙は星のようにキラキラと光って落ちた。
いつの間にこんなにも大人になったのか。
泣いているシルクは、なぜかとても綺麗だ、とリヴは感じた。
「俺も、ずっと。」
リヴはそんな悲しい美しさを纏うシルクを見るのは辛くなり、
自分の唇をシルクの唇に合わせた。
そっと触れるだけのキス。
シルクの唇は少ししょっぱかった。
ずっとずっと愛している。
まだ子供でも、この気持ちだけはずっと変わらない。
シルクとリヴはそれを最後に、14歳が終わっても、
会うことはなかった。