永遠の花ことば*完結*
シルクがミリアーネを目で追うと、
「こっち見ちゃだめよー!
一応サプライズなんだから!」
そうミリアーネが少し遠くのほうから叫んだ。
頭の上にはてなを浮かべながらも、
シルクは目を閉じ、風の音を感じた。
すると後ろのほうから足音が聞こえ、
シルクは振り返ろうとした。
「まだ目を閉じていて?」
そうミリアーネの声が聞こえると、
シルクはまたそっと目をとじた。
そしてその足音はシルクの後ろで止まると、
シルクの瞼の上に両手がかぶされられ、目隠しをされた状態になった。
「ミリアーネ?もういいかしら?
手を離してくれる?早く見たいわ。」
シルクがそう言うと、
そっとその手が離れた。