永遠の花ことば*完結*
泣くのは、昨日までにしようと思っていたのに。
今日久しぶりに会ったリヴの顔を思い出して、
シルクはまた泣いてしまっていた。
「リヴ…ずっと、ずっと…。
私は、信じてる。
いつかきっと…っ!!」
シルクは無理を言って、
今日予定されていたアスリとの結婚をなしにしてもらった。
もちろん、大臣たちは納得したわけではない。
アスリがシルクのためにいろいろとごまかしてくれたのだ。
「明日から、頑張らなきゃ…」
シルクは満天の星空を眺め、呟いた。
あの日、リヴとともに見た星空、
そしてリヴに言われた言葉、
リヴの笑った顔、
リヴと初めて会った日、
たくさんの思い出。
シルクはそれを思い出しながら、
静かに眠りについた。