永遠の花ことば*完結*
そんな中アスリは、
「なぁ、俺、シルクに嫌われてんのかな?」
アスリは妹のユンリにため息をつきながら聞いた。
はぁ~、とアスリの大きなため息のせいで、
机の上にあった書類やらが机の下に落ちた。
「あら!もうお兄様やめてくれるかしら?
男がそんな大きなため息をついて、格好悪いですわよ?」
ユンリが床に落ちた物を拾いながら、
アスリの情けない面をにらみながら言った。
「…ふぅ、お兄様?そんなんじゃいけませんよ?
男ならもっとガンガン攻めろ、ですわよ!」
ユンリは穏やかな口調とフリフリとしたドレスに似合わずシュッシュと手を突き出して言った。
「でも、さ。
シルクはまだあのリヴって奴が忘れられないみたいなんだよなー…」
アスリはまたもため息をつきながら言った。
その言葉を聞いてユンリは思い立ったように言った。