Cutie Blonde*頬に白ホイップ*
「クリスマスの…依頼…?」

「僕の大好きな『ホワイトスノー』を作ったパティシエのひなちゃんだからお願いしたいんだ。
クリスマスイブの夜、受け取りに来るから…
ひなちゃんが作る新作のケーキ、1つ。お願いします。」

「え…あのっ…私が…ケーキ…?」

「そう。ひなちゃんの完全新作ケーキ。
期限はクリスマスイブ。どうかな?もちろんそれ相応の代金は支払います。」

「…お得意様の依頼だ。断る理由はない。」

「増田さん!」


キューティーブロンドのオーナー、増田さん。
彼が頷いてしまったのならば、私に断る権利も理由もない。


「彼女が新作のケーキを考案するのは初めてになります。
ですから出来栄えは保証できませんが。」

「構いませんよ、増田さん。
僕はどうしてもひなたさんのケーキが見たい…いや、食べたいので。」

「でしたら良い機会だと思って作らせます。
…期限は守れ、ひなた。」

「はっ…はいっ!」


どどどどーしようっ…
クリスマスまでに新作ケーキを…?
それも朝比奈さんの依頼で?


「残り…21日だ。」

「うわぁ!が…頑張りますっ!」

「うん、楽しみにしてるね。」


クリスマスの依頼、…受けてしまいました。

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