Cutie Blonde*頬に白ホイップ*
2*シュークリームはできるのに
* * * * *
クリスマスイブが18日後に迫った火曜日。
私は火曜日と木曜日がお休みなのだけど、キューティーブロンドに足を運んでいた。
…ケーキのイメージが、全然掴めない。
というか、浮かんでこない。
「どっ…どうしよう…。」
休憩室で小さなスケッチブックを開き、頭を抱え始めてもう2時間…。
腕時計を見ると、12時を少し過ぎている。
「…もうこんな時間…どうしよう!本当にどうしよ…。」
「ひなた!」
バンっという扉が強く開く音と同時に部屋に飛び込んできたのは…
「倉持さん…あ、休憩ですよね。今どきま…」
「そうじゃない。…朝比奈が来てる。」
「え?」
「客として、だけどな。」
「お客さん…ですか?」
「ああ。だが、ホワイトスノーの原稿を持ってる。
お前の目を通して確認を取ってから記事として載せるらしい。
どうせ今日は休みなんだから読んでこい。」
「え…でも…朝比奈さんはカフェにいるんですよね?私はカフェには…。」
「別に今日は私服だし問題ねぇよ。
話は通してあるから早く行け。依頼人を待たせるな。」
「えっ!?あ…はいっ!」
私は普段、滅多に行くことのない、キューティーブロンドの表へと向かった。
クリスマスイブが18日後に迫った火曜日。
私は火曜日と木曜日がお休みなのだけど、キューティーブロンドに足を運んでいた。
…ケーキのイメージが、全然掴めない。
というか、浮かんでこない。
「どっ…どうしよう…。」
休憩室で小さなスケッチブックを開き、頭を抱え始めてもう2時間…。
腕時計を見ると、12時を少し過ぎている。
「…もうこんな時間…どうしよう!本当にどうしよ…。」
「ひなた!」
バンっという扉が強く開く音と同時に部屋に飛び込んできたのは…
「倉持さん…あ、休憩ですよね。今どきま…」
「そうじゃない。…朝比奈が来てる。」
「え?」
「客として、だけどな。」
「お客さん…ですか?」
「ああ。だが、ホワイトスノーの原稿を持ってる。
お前の目を通して確認を取ってから記事として載せるらしい。
どうせ今日は休みなんだから読んでこい。」
「え…でも…朝比奈さんはカフェにいるんですよね?私はカフェには…。」
「別に今日は私服だし問題ねぇよ。
話は通してあるから早く行け。依頼人を待たせるな。」
「えっ!?あ…はいっ!」
私は普段、滅多に行くことのない、キューティーブロンドの表へと向かった。