Cutie Blonde*頬に白ホイップ*
「ナイスタイミング!」

「…お前、勤務時間だぞ?早くフロア入れ。」

「はいはーい。」


…倉持さん、朱里ちゃんを呼びに…来たのかな?
すっと朱里ちゃんがフロアへ向かうのを確認すると、倉持さんは私に視線を向けた。


「それで…出来たのか、案?」

「あ、はい…一応絵は描いて…味も決めてて…。」

「見せろ。」

「はい…っ…。」


…ホワイトスノー…以来…だなぁ…こういうの。
倉持さんの瞳が真っすぐに私のスケッチブックに向けられる。
スケッチブックに向けられているはずなのに、なんだかどことなく自分に向けられているような気がして、刺さる。










「…いいんじゃねーの、お前らしくて。」

「え…?」


俯いていた私の上から降ってきたのは、思いもしない言葉だった。


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