Cutie Blonde*頬に白ホイップ*
「ひっ…ひなちゃん!?」

「あ、ひなちゃんって言いやすくて。
でもいきなりじゃ驚くよね、ごめんね?」

「あっ…いえっ!だだ大丈夫ですっ!」

「あ、ホント?良かったー!
じゃあ、ひなちゃん作の『ホワイトスノー』、いただきます。」


一度、ゆっくりと目を閉じ、そして小さく息を吐く。
開いたその目はただ、目の前の『ホワイトスノー』だけを見つめてキラキラと輝いている。


そっと手に持って、口に運ぶ。
がぶっと一口。


「んー…美味しい…。」


口元から手を下ろし、口の端についたクリームをペロリと舐める。
そんな仕草が…ちょっとだけ可愛い。


…こんなに…美味しそうに…


「食べてくれるんですね。」

「え?」

「あっ…えっと…本当に美味しそうに食べる方なんだなって…。
…すごく…すごく嬉しいです!」

「…っ!」


朝比奈さんの視線が少しだけ下にずれた。
…何かおかしいこと言っちゃった…のかな?

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