Cutie Blonde*頬に白ホイップ*
2度目のキス…
1度目よりも長くて、少し苦しい。だけど温かい。


唇が離れ、目と目が合う。


「…甘かった?」

「…あま…かったです。すごく…。」

「ひなたも甘かった。ちょっとクセになりそうな甘さ。」

「クセですか!?」

「いつでもどこでもちゅーしたくなっちゃうなぁー…可愛すぎて。」

「むむむ無理ですっ!こ…ここだってはず…恥ずかしいですっ!」

「うん。分かってる。だって熱いもん、手もほっぺもさ。」


そう言ってほっぺをツンとつつく。


「…イチゴみたいに真っ赤。」

「見ないでくださいっ!」

「なんで?可愛いから見ーせーて!」

「イルミネーション見てくださいっ!」

「イルミネーションよりひなたが好きだもん!」

「ダメですーっ!」

「あ、ひなた!あっちのイルミネーションすごくない?」

「えっ!?どれで…。」


ちゅっと耳元で音がした。
かぁっとまた熱が上がる。


「なっ…なっ何を…。」

「ほっぺにホイップついてたの思い出しちゃって。
ちゅーしたくなっちゃった!」

「もー!今度からは絶対ほっぺにホイップつけたりするようなヘマしません!」

「えぇーそうなの?残念…ホイップついてたらちゅーした時甘さ倍増なのに。」





…頬に白ホイップをつけると、そこにはキスが降ってくる。
甘い香りと、ふわりと広がる甘さと一緒に。





*fin*

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