砂場のロケット 〜キミと見る群青〜







――― アズはそのまま 意識を失い




真木はそれが、判っていたかの様に
すぐに自分のコートを脱いで、体を包み
支えて、両手で抱え上げた




「 ――… 悪い 岡田

… オレのケツから、財布取ってくれ
車のキー、入ってる 」




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