砂場のロケット 〜キミと見る群青〜
「 今 青山くんが
少し考えたのは
アズルンに会った時
大切に想い始めた時
お世話にも彼女が
美しい状態じゃなかったからでしょう?
僕が会った時には
――― 充分 彼女は綺麗だった
初期に僕らが
アズルンをあまり露出しないでいたのは
わざと孤高の存在にする為だったんだ
あの子は、仕事となると化けるから
もっと同世代の女の子達に
親近感持ってもらえる売り方も
容易に出来たんだけど…
" それだと親近感より
嫉妬のが大きくなる "って
女性スタッフさんから声が挙がった
なぜ?って、 そう聞いたよ
そしたらね
" あんな子は、身近にいないから
ずっと、この世界で歴代
売れてる人達を見てみて下さいよ
同世代に人気がある人っていうのは
『 自分も頑張れば真似できる
近くなれるかもしれない 』って
人達なんですよ
多少嫉妬はしても
" 芸能人なら仕方ないか "って
別に見られる
" カワイイよね! "って
『 言ってあげられる 』そういう人
" そうじゃないと
自分が了見の狭い
汚いヤツになったみたいで辛いんです "
これはね
… 頑張って言ってくれた
女の子の本音なんだろうと思った 」