砂場のロケット 〜キミと見る群青〜





思い付きもしなかった
その衝撃の事実に ―――――
真木と俺二人は、怒涛の勢いで
アズの面前へと迫った




「 ちょっ…! こわいよ二人とも!! 」


「 これが黙ってられるかバカ!!!
何でなのかハッキリ
このオレに全て、包み隠さず話せ!!

…― つうか
そんな事って有り得んのか?! 」


「 いや真木!!
―― 実は結構、そういう子はいる !! 」


「 言え!! アズル!! 」


「 だ… だって!!リュウジのおお…!!

――――… っ わ

わ …私、
体…小さかったし
あ、あんまり ぃ…痛がるから


…… "一生一緒にいるんだから
焦る事ない" って… 」




俺と真木は
意味不明な怒号をあげた




…… 多分実は、俺も酔ってる




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