砂場のロケット 〜キミと見る群青〜
「 わっ… 私は…! 」
さすがに今回は
――… 一言でもいい
時間をかけてでも、
そのキモチを 引き出したくて
微かに震える腕を掴んで
もう一度、ソファへと座らせた
ハルトは、軽くアクビしながら
入れ代わりの様に、席を立つ
俺は 後を追い
とにかくその足元へと、両手をついた
「 服、本当にごめん!!
―――― だけど、
本当に済まないけど、直して欲しい!
アナ、アナも本当は、凄く欲しがってて
俺も…
――― この服みた瞬間
すごい、ゾクっとして… 」
「 ―― 当然だね
勘のいい岡田くん?
立ち上がって、…こちらへどうぞ? 」