お 料 理 教 室
「あー。暑い!!まじ暑い!!」
真夏の日差しを浴び、汗をダラダラと流した女子高生、実彩子(ミサコ)は、部屋に入るなり、すぐさまベッドにダイブした。
西暦3000年、8月ー…
日本は今、最大のピンチをむかえていた。
………人口増加…
今の日本の人口は、世界一になっていた。
いつからそうなったのかはわからない。
だが、いつからか日本人は覆いに子作りに励むようになったのだ。
ただでさえ、生き苦しい夏。
そんなときに人口増加なんて、実彩子には、耐えられなかった。
いや、実彩子だけでなく、
日本人の大幅を閉める人たちがそう思っているだろう。