ねぇ、、ホントに…好き?
お互いのキモチ

智樹の本音留美のキモチ


今は昼休み

朝アイミに散々目の事で心配された

過保護すぎるってくらいに心配された

でもそれが逆に嬉しかったり

そんなことを考えながらアイミとお弁当を食べていたらいきなり教室が騒がしくなった

そんなこと気にせずお弁当を食べていると

「留美っ!」

聞こえるはずのない声が聞こえてきた

まさかとは思い後ろを振り返ってみると息を切らせながらそこに立っている智樹がいた

「と、、もき?」

「留美話がある」

「えっはなし?」

「あぁ」

「ちょっとまって。今更留美に何の話があんの?」

いきなりアイミが話に加わり私を助けてくれた

「部外者はだまってて」

「部外者じゃない。留美の親友だもん」

「これは俺と留美のことでしょ。話するだけ。ちょっとだけだからさ」

「…何の話?」

「大切な話」

「…留美、、行ってきな?」

「え?」

「こいつ、真剣だから」

「え…」

「てか真剣すぎwなんかかわいそうに見えちゃってwいやな話だったらすぐ戻ってくればいいじゃん。だからいってみるだけ行ってきてみ?」

「でも」

「留美」

一瞬智樹の顔を見てみた

その顔はアイミの言ってたとおり真剣で、

だから

「わかったよ」

行くことにしたんだ

もしかしたら

実はまだ好きで仕方ない智樹と

一緒に

新しい人生の一歩を踏み出せそうな気がしたから
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