卵の白身と黄身を分ける器具が、私の脳みそを白身と黄身に分けた時に出来たモノ
えっとカメラは?
あ、携帯小説だから携帯で撮るんですか……マジかよ?
いやいやいや!
不満なんてあるワケ無いじゃないですか!
本当に素晴らしいアイデ……あ、はい、すいません、ウルサイですよね、はい。
ココに立てば良いんですね?
で、黒板をバンッと叩いて。
え?
迫力……いや迫力ある台詞とか今まで言う必要無く……ああ、違います、違います!
はい、出来ますとも! 仕事があるだけでも幸せです!
よし、次は涙ですね!
……え?
いや、読みましたよ、本ね、本!
ジャージの……ぶ、部活の話……え、違う?
あはは、は……。
【 撮影終了 】
いやあ勉強になりました!
ありがとうございました!
……えっと?
いや、あの、帰りますけど……事務所の方からですね……えっと。
お給料は現金でその場にいる方から頂くように、と言われてたんですけども……一万円札しか無い?
じゃそれで……え?!
お釣りに八千円?!
そ、そんなに持ち合わせが……はい……分かりました、では後日って感じで。
すいません、このお弁当……あ、人数分!
ですよねえ!
……お疲れ様でした。
《終わり》